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USB-IOでオートガイドアダプタ(その2) [天体]

さて自作オートガイドアダプタの塩梅はいかがか。トラブルも夜の会食も無く帰宅できてかつ星が見える日を待って実験。待ちどおしかったぜ。もうろくした時のために装置の設定手順を書いておく。

  • GP赤道儀をベランダに出して、たぎちゃんのR200SSをのせる。
  • 三脚の脚の長さを調整して水平を出す。
  • 極軸の東側がちょっと重くなるようにバランスウェイトを調整する。
  • 極軸望遠鏡の経度目盛を合わせ、月日時刻目盛をあわせる。
  • 明視野照明を点灯し、北極星を導入。クランプをしっかり締め付ける。
  • 望遠鏡を真西に向ける。アパートのベランダの真西に目印の街灯を見つけてあるので簡単。
  • 接眼部にEOS KDNを取り付けてここでピントをある程度合わせておく。
  • 自作ガイドスコープをR200SSに同架。R200SSの鏡筒バンドにガイドスコープを取り付けるためのプレートを先週作っておいた。
  • ガイドスコープの微動台を調整して望遠鏡と軸をあわせておく。
  • ガイドスコープの接眼レンズをUSBカメラに取り替えて、画面の上が北になるように右に90度傾けておく。
  • ケーブルたくさん接続。赤道儀の電源とインターフェース、EOS KDNの電源、USB、電子レリーズ、USBカメラのケーブル。Starbook Type-Sの電源など。
  • Starbook Type-Sを起動。


DSC03337.JPG
 ここまでの作業は慣れたので15分程度。このあとのアライメントが慣れてなくて30分以上かかるが、本日は不要なので割愛。

 

さあていよいよ天文我楽苦多工房さんのオートガイダーGAGP1を立ち上げる。接眼レンズとUSBカメラを抜き差ししつつ、アルキオーネを画面中央に導入。この時点ではまだUSB-IOは接続しないでおく。PM測定にチェックを入れて、そのまま15分ほど放置すると。。。

piriodicmotion'.PNG

教科書にでてきそうな典型的なピリオディックモーションが観測できた。画面下の赤経のグラフ(青いギザギザの波線)がそれ。10分周期で振幅は約5pixelある。
一方で赤緯のグラフは(赤いギザギザの線)は比較的安定している。いつもの極軸のあわせ方で十分問題のないレベルということだ。
画面右下の星がメローぺだろう。このガイドスコープで4等星まで写るってことだ。月明かりがなければもっと暗い星も見えるだろう。
画角は1度ぐらいか。横幅640Pixelなので、3600秒角 / 640pixel x 5pixel でピリオディックモーションの振幅は28秒角ってことだ。

この状態で5分露出してみた。左下がR200SとEOS KDNの画角。右下がアルキオーネ付近のピクセル等倍。これは今までどおり。これが原因で露出2分が限界だった。(バックが青いのは激しい月明かりのため)

IMG_0593'.jpg IMG_0593''.jpg

さあ、いよいよUSB-IO経由でStarbook Type-Sのオートガイド端子に接続。と思ったらスバルが雲に隠れてしまったのでガイド星をオリオン座のベテルギウスに変更。ガイドを開始すると、それまで周期的な音を立ててたGP赤道儀のモーターが突然ガタピシ言い出す。どうやら信号的にはつながっているようだ。ところがなかなか安定しない。しばらく星が留まっていたかと思うとスーっと流れてガイドが外れる。その後あわてて引き戻して目標を行き過ぎたりする。 フィードバックのゲインが高すぎるか、ギアのバックラッシュが原因だろうと思って、Starbookのパラメータをいじってみるがなかなか安定しない。

1時間ほど苦戦して気が付いた。自作ガイドスコープの焦点距離は200mmだ。普通ガイドスコープには500mmとか1000mを使うだろう。ゲインが高すぎるんじゃなくて逆に足りないんだ。Starbookのオートガイダーのパラメータを最大の20、バックラッシュ補正も最大の100、GAGP1のズレ許容量を最小の1Pixel、修正時間を20msecに縮めてみたところやっと安定したもよう。

autoguide'.PNG


途中で雲が流れてガイド星を見失ったようだがほぼ±1Pixelに押さえ込めている。
やったぜ。成功だ。



この状態で同じく5分露出してみたのが左下。ベテルギウス付近をピクセル等倍したのが右下。少し星が上下方向に長いけど、2分のノータッチガイドよりもましである。

IMG_0619.jpg IMG_0619'.jpg

30年来忘れていた天体への興味を突然思い出して2年半ほど。ここまで来たかと感慨にふけりつつ、焦点距離の長いガイドスコープの制作意欲増殖中。

 


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コメント 6

たぎちゃん

オートガイド導入おめでとうございます!
例の1200mmの屈折式を同架したりして・・・・。
足がもたないかな?
by たぎちゃん (2008-01-21 10:09) 

onojii

よかったね。
by onojii (2008-01-21 10:59) 

katabami

たぎちゃん、ありがとうございます。お借りしている20cm反射がこれで本領発揮できると思います。晴れれば。
1200mm屈折は長すぎてベランダでは振り回せないかも。

onojiiさんよ、
今週中にカタをつけておかないと、来週からはちゃぶ台に取り掛からないといけないと思ってさ。
by katabami (2008-01-22 21:41) 

garakuta

はじめまして。GAGP1作者のgarakuta(暫定ハンドル)と申します。
starbookを検索していて偶然こちらのblogを見つけました。GAGP1を使っていただいているようなので嬉しく思います。
オートガイダーGAGP1とstarbookの試行錯誤の様子が良く伝わってきます。
つきましては、拙作GAGP1の解説記事からパラメーター追い込みの例としてにこちらののblogにリンクを張りたいと思いますがいかがでしょうか?

コメントに書くべき内容ではないかと思いますが
宜しくお願いいたします。
by garakuta (2008-01-24 22:17) 

katabami

garakutaさま、はじめまして。
GAGP1の作者の方のお目にとまるとは光栄です。たった今もGAGP1がスバルをばっちりを追い続けています。次はインターバルタイマーを使わせていただこうと思っています。
リンクの件、大歓迎です。今後ともよろしくお願いします。
by katabami (2008-01-25 23:28) 

garakuta

katabami さん、こんばんは。
快諾ありがとうございます。早速 「ガイド状況の把握」のところでリンクさせていただきました。今後ともよろしくお願いいたします。
by garakuta (2008-01-26 18:21) 

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